幕府の執権になった北条義時の謎はここで解き明かされる!二階堂にある覚園寺をご紹介!
こんにちは!今回は鎌倉は二階堂にある覚園寺さんをご紹介しますね。
こちらは北条義時の菩提寺ですな!八幡さんより山間に進んだ先、鎌倉宮の奥まったところにある自然豊かなお寺さんですじゃ。鎌倉を代表する由緒正しきお寺として今も残る。有難いことじゃ。
本当に緑が豊かなお寺です!覚園寺はどんなお寺ですか?
北条義時公の薬師如来信仰により建てられた大倉薬師堂が覚園寺のはじまりとされておる。吾妻鏡(あづまかがみ)によると、1218年7月9日、夢に薬師如来のつかいとして現れた戌神将(いぬしんしょう)のお告げをうけ、北条義時公は、覚園寺の前身となる大倉薬師堂を建立するべき神聖な地を占ったといわれておる。1296年、北条貞時公が、元寇の再来がないように願い、智海心慧律師を開山として、真言・天台・禅・浄土の四宗を学べる道場、覚園寺とされたのじゃ。
創建当時の大倉薬師堂には仏師・運慶が造立した十二神将像が安置されていたと伝わっているとお聞きしました!
そうじゃな。焼失の為失われてしまったが、その後の経緯はどうあれ、現在の覚園寺さんの薬師三尊・十二神将は義時の心を汲む大切なお像なのじゃ。
薬師堂をお参りすると涙が出そうになるような感動を覚えました!
とても大きなお像じゃな。周りを囲む十二神将も頼りがいのあるお姿じゃ。現在のお堂は、1354年に再建された建物が元になり、以来なんども修繕が重ねられてきている。並々ならぬ努力の先にこのお姿が残されているのじゃ。祈りの力というのは本当に時代を超えるものだのぉ。
覚園寺さんといえば黒地蔵も有名ですね!
そうじゃな。毎年8月10日は黒地蔵尊が亡くなられた方々へ私たちの気持ちや願いを運びとどけてくださる縁日として施餓鬼法要がおこなわれておる。新盆をむかえる方が三年間つづけて縁日に参拝供養すると亡くなられた方は必ず成仏されるという信仰があり、多くの参拝者がお参りされるのじゃ。宗派を超えてお参りされてる鎌倉を代表する供養めぐりじゃ。
鎌倉十三仏巡りもありますね?
十三仏とは、故人が亡くなられてから、初七日~七七日忌、百か日、一周忌、三回忌、七回忌、十三回忌、三十三回忌の13回の忌日をつかさどる仏さまじゃ。この忌日にそれぞれの仏さまに審判が行われ、故人の行き先が決まるという。じゃから、何度もその仏さまにお参りして、先立たれた愛する方のご冥福を祈るものじゃ。覚園寺さんは11番札所として阿閦如来をお祀りされておる。
真心のお参りですね。そういえば、和尚さま!覚園寺さんでもAR歴史マンガが見れるようになったそうですよ!
何!?ついに鎌倉でもAR歴史マンガが見れるようになったと!?これはまた楽しみが増えるのぉ。どこから見れるのかの?
どうやら覚園寺さんは休憩所と境内にあるようですね。たくさんあるので、お勉強させていただきましょう。
そうかそうか。それでは早速、コマ漫画を楽しみにお参りに行こうかの。
えーっとお参りできる時間帯は…公式サイトにあったよなぁ…
覚園寺さんの公式WEBサイトはこちらです。
あ!和尚さま!おいて行かないで下さーい!とほほ…
寺名:覚園寺(かくおんじ)
宗派:真言宗泉涌寺派
開山:1296年
寺宝:薬師如来及び両脇侍像、十二神将立像、木造地蔵菩薩立像
住所:神奈川県鎌倉市二階堂421
参拝については以下
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