鎌倉に始まり横須賀に続くBUSHIDO文化の物語

三浦半島の神社仏閣

鵯越のヒーロー、佐原義連に出逢う「満願寺」

三浦一族の血縁を今に残す、佐原義連の菩提寺、満願寺をご紹介!

小僧くん
小僧くん

こんにちは!今回は横須賀市にある満願寺さんをご紹介しますね。

佐原インターから山間に進んだところにあるお寺じゃな。閑静な境内は禅寺としての心地よさを感じられる。三浦一族のヒーロー佐原氏の志を頂きに参ろう。

和尚さん
和尚さん
緑豊かな参道から心を整える

満願寺はどんなお寺ですか?

満願寺は、三浦大介義明の末子で、源義経に従って西国で転戦した佐原十郎義連の開基と伝わったお寺じゃ。本堂の横にある収蔵庫には、運慶工房の作と伝わ考えられる国指定の重要文化財の「観世音菩薩立像」、「地蔵菩薩立像」と、市指定の重要有形文化財の「不動明王立像」、「毘沙門天立像」が安置されておる。本堂の左手の階段を上がった奥には、義連の墓と伝わる五輪塔があり、庭には紅白の梅や河津桜が植えられているのじゃ。

満願寺の本堂
小僧くん
小僧くん

慶派作の仏像がお守りされているのですね!

そうじゃ。両像とも鎌倉地方には数少ない像高2mを超える大作じゃ。そのうちの菩薩像は標幟を欠くため尊名は明らかでないが、身体や持物の執る手の構え、同時同作とみえる地蔵菩薩との関係から観音菩薩と考えられているのじゃ。『新編相模国風土記稿』によれば、満願寺観音堂の本尊は、開基の佐原義連が運慶に彫らせた自身の肖像であると伝え、男性的な面貌や張りのある引き締まったプロポーション、腰を左方に捻る姿などが運慶作の浄楽寺阿弥陀三尊像のうち左脇侍像に類似しておる。作者には運慶にきわめて近い慶派仏師が想定され、義連の没年の下限である1207年6月以前に造立されたとする説が有力なのじゃ。

和尚さん
和尚さん
収蔵庫に納められる慶派仏像。とても大きい。
小僧くん
小僧くん

自身のお姿を残すとは、なんとも剛毅な武士ですね。

そうじゃな。佐原義連の武勇は源頼朝の平氏追討と奥州藤原氏を滅ぼした奥州合戦で発揮されたことが有名じゃ。一ノ谷の合戦(1184年)で、源義経直属の軍勢に入り、鵯越の逆落としに名を連ねた。断崖絶壁の坂を馬で降りるとは見事のものじゃろう。佐原氏は三浦氏の分家じゃが、佐原の家として鎌倉幕府の御家人になったのじゃ。彼の家は、宝治合戦で三浦本家が断絶した後、嫡流が佐原家を継承し、弟の家が三浦介を継承して三浦氏本家となったのじゃ。霜月騒動(1285年)で鎌倉の家が潰れた後、会津に残った人々が地元の豪族として残り、戦国大名に発展していく。佐原氏がいなければ三浦の血は途絶えていたのじゃ。

和尚さん
和尚さん
伝佐原義連墓所
小僧くん
小僧くん

それはそれは、今に続く三浦さんとしてもとても重要なお寺ですね。

そうじゃな。大矢部の満昌寺、清雲寺に合わせて満願寺さんのお参りは必須じゃ。

和尚さん
和尚さん
小僧くん
小僧くん

満願寺さんでは座禅会が開かれているのですか?

そうじゃそうじゃ。満願寺さんは臨済宗建長寺派のお寺として禅の教えを伝えているのじゃ。禅の教えは鎌倉時代に建長寺から始まったとされ、今でも人々の心に安定と真実の探求として非常に人気がある。

和尚さん
和尚さん
小僧くん
小僧くん

優しいご住職の元で学ぶ禅はとても有意義な時間となるのでしょうね。

そうじゃな。忙しい現代では、比較が常じゃが、自身をどう保つかは非常に大切な事じゃ。心を落ち着かせたい方は満願寺さんの座禅会にぜひ行ってみてほしい。毎日行っているわけではないので、詳しくはWEBサイトをご覧あれ。

和尚さん
和尚さん
小僧くん
小僧くん

公式HPはこちらからどうぞ!

当時から伝わる寺院にはその願主の思いや、今につながる人々の祈りがある。ただあるものを見るのではなく、今はもうないものに思いをはせると、とても豊かな参拝になることじゃろう。三浦一族の意思が生きるこの地に、ぜひ足を運んでほしいものじゃ。
予約サイトはこちらからご覧あれ。

和尚さん
和尚さん

寺名:満願寺(まんがんじ)
宗派:臨済宗建長寺派
開山:1194年頃(不明)
寺宝:観音菩薩・地蔵菩薩立像(国指定重要文化財)
住所:横須賀市岩戸1丁目4−9
仏像拝観:詳細はこちらから
     予約はこちらから

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