鎌倉に始まり横須賀に続くBUSHIDO文化の物語

三浦半島の神社仏閣

三浦義明の生き様に会える「満昌寺」

三浦一族の本拠地、衣笠にある満昌寺をご紹介!

小僧くん
小僧くん

こんにちは!今回は横須賀市にある満昌寺さんをご紹介しますね。

衣笠インターからすぐのお寺じゃな。境内もきれいに整えられていてすがすがしいお参りができること間違いなしじゃ。国道からは大きな鐘楼も目印になっておるからすぐにわかるじゃろう。

和尚さん
和尚さん
まずは満昌寺本堂にお参り

素晴らしい山門からは荘厳さが伝わってきますね!満昌寺はどんなお寺ですか?

満昌寺は鎌倉時代の1194年に三浦大介義明を開基として源頼朝が建立したと伝わっておる。頼朝は、伊豆の挙兵のおりに老体を投じ、文字通り命がけで鎌倉幕府を開く礎になった義明の忠心と誠を献じたのであろう。それから140年後に火災にあい建物はなくなってしまったのじゃが、1749年でに仏心禅師が再建し、旧山号の雲龍山を改め、義明山とされた。以来、臨済宗建長寺派の禅寺として今に至っているのじゃ。本堂前のサツキの大株は「頼朝手植えのツツジ」といわれていて、木の枝先に頭を通すと「頭痛が治る」「頭がよくなる」などと言われておる。

頼朝手植えのツツジ
小僧くん
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頼朝の真心がこもったお寺なのですね!三浦一族は鎌倉幕府の成立に頼朝の助けとなった一族でしたか。

そうじゃ。義明は三浦大介義明と称した。この大介(おおすけ)を名前と思ってだいすけさんなんていう人もおるが、これは名前ではなくて役職じゃな。三浦の地を治めるものの名称じゃ。三浦一族は平家の治める世に憂いを感じ、頼朝も共に武士の世を作ることに尽力したのじゃ。

和尚さん
和尚さん
宝物館へ向かう一同
小僧くん
小僧くん

満昌寺さんには三浦義明像があると聞きました。

元は鎮守御霊明神社のご神体として祀られていた義明像は、現在は境内の高台の宝物館に保存されている。鎌倉幕府の草創の立役者として神像に近い意識で造られたものじゃろう。国指定重要文化財に指定されているそのお姿はなんとも、晩年の義明を彷彿させるありがたいお姿なのじゃ。

和尚さん
和尚さん
三浦義明坐像(国指定重要文化財)、住職が詳しく説明してくれる。
小僧くん
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宝物館の中には義明像以外にも鎌倉時代の貴重な品がありますね。

三浦一族に関わる品が保管されておる。中には義明の孫、和田義盛の酒椀などもあり、当時を感じることができる。さすが、三浦一族興隆の祖、義明が祀られる満昌寺さんじゃ。

和尚さん
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小僧くん
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宝物館の裏手には、なんと当時からお守りされている義明のお墓もあるとか。

そうじゃそうじゃ。それは教えておかねばならぬな。こちらは800年間守られる義明の墓所がある。非常に貴重な五輪塔で、今でも全国の三浦一族の子孫がお参りに来るのじゃ。満昌寺さんにお参りの際は、必ずお手を合わせていただきたいものじゃ。

和尚さん
和尚さん
三浦義明の墓所
小僧くん
小僧くん

800年もお墓が守られるとは、なんて人気者でしょう。意思を伝える上でもやはりお墓は大切なのですね。祈りの力を感じることができます。満昌寺さんでは座禅の体験ができると聞きました!

そうじゃ。建長寺派の寺院である満昌寺さんでは、臨済宗式の座禅を体験できる。座禅は心の安定を目指す仏教の修行じゃ。心の荒れやすいこの現代では禅の心構えは強い道しるべになることじゃろう。毎日行っているわけではないので、詳しくはWEBサイトをご覧あれ。

和尚さん
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小僧くん
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公式HPはこちらからどうぞ!

満昌寺さんの近くには大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でも活躍した三浦義村がご神体となる近殿神社がある。場所は少しわかりづらいが、困ったら住職に聞いてみるのじゃ。また、その先には義村の父、義澄の墓所もある。三浦一族の意思が生きるこの地に、ぜひ足を運んでほしいものじゃ。予約専用サイトはこちらから見てみてほしいのじゃ。

和尚さん
和尚さん

寺名:満昌寺(まんしょうじ)
宗派:臨済宗建長寺派
開山:1194年
寺宝:三浦義明坐像(国指定重要文化財)
住所:横須賀市大矢部1-5-10
宝物館拝観:詳細はこちらからhttps://manshoji.com/?page_id=388

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